今日の朝散歩は、私が目覚ましをセットしなかったので
いつもより30分遅くなってしまった。
少し歩いたらラブリーが立ち止まり、
その先の何かをしきりに気にしている。
何があるのかさっぱり私にはわからない。
ススキの藪の中に何か恐ろしいもの?
ラブリーはずっと考えていたけど、くるりと後ろを向いて
戻り始めた。車が置いてある場所の近くまで来ると、
草が私のひざ丈くらいある空き地を見て何かを狙っている。
リードを固定して行かないようにしていると、
ふっとまた散歩コースの方へ歩き始めた。
さっきの何かわからないものを確かめようと思ったのか、
そちらへずんずん近づいて行った。
農家の倉庫の壁から、何かの機械の大きなホースが出て、
地面まで伸びていて空気か水を排出しているようだった。
何回も行ったり来たりして落ち着かない様子のラブリー。
あれは大丈夫だよ、怖いなら去りましょうよ。
と右往左往しないようにまたリードを止めると
もうウロウロするのを止めた。
散歩の続きね~と歩き始めたときに、
その家の壁についている小さいものに気が付いた。
それは夏の間じゅう、私たちが行くと
ギャーギャー、キーキーと警戒鳴きをしていた
「ヤマドリ」の声を再生し続けるスピーカーだった。
各方角を向いて3つくらい付いているのだった。
私は、ずっと、キジを追いかけそうになるラブリーが散歩に来るたびに
仲間に知らせるヤマドリの声だと思っていた。
その声はキジの声とは違うので、よくそこら辺にいる鳥の特徴から
職場の人が「多分ヤマドリじゃないかな?」と推定したのだった。
スピーカーと知って、ずっこけた。
ラブリーは本物の鳥じゃないことはわかっていたのかなあ?