青春スケッチ★犬飼い編

雑種の女の子・ラブリー(4歳)散歩が大好きな甘えっ子です。

ハーネス。


3ヵ月くらい前にラブリーのハーネスを自作して、
けっこう頻繁に修理したり、作り直したりしている。
上の写真は最新の作品だ。
ラブリーが胸ベルトをどんどん噛みちぎる。
それまでは、市販のハーネスを使っていた。
それも5つ破壊した。


一番最初に買ったハーネスは、
ユリウスK9のパワーハーネスだ。
ラブリーが保護団体の人に連れられて家に来た日、
ちょっと洗濯物を取り込む間に柱につないでおいたら
ハーネスを抜けて逃走するという大大大失敗をしてしまった。
目の前が真っ暗になったけど、保護ボランティアの人に電話をすると、
すぐ来てくれて、家に入れてくれた。
着せやすいのだけど、ちょっと重くて嫌だったようで、
胸のベルトを少しずつカミカミしていた。
一度繕ったけど買って半年くらいで切れてしまった。


ユリウスがあまり好きじゃなさそうだと思って
コンフォートフレックスのスポーツハーネスも買った。
これは柔らかくて軽かったけど、
サイズが合わず、不快だったかもしれない。
Mサイズを注文したら、胴ベルトがブカブカで、
MSサイズに交換したのだけど、
胸ベルトが胸骨のやや上にきてしまっていた。
ユリウスと並行して使っていたけれど、
ある日ペットホテルに預けたら、
夜、着けたままにされてしまい
(私も言うのを忘れてた)
朝見たら、胸ベルトが千切れていた。

 


その時、他のを検討する時間がなかったので
とりあえずまた同じのを注文したが、
これも散歩の時に少しずつ胸のベルトを噛み続けて、
2か月くらいで千切れてしまった。

 


4つ目はイージードッグハーネスにした。
これはある程度胸のベルトの長さを調節できたし、
胸ベルトがベルクロで硬くて、さらにカバーがかかっていたので、
ラブリーが少しくらい噛んでも割と大丈夫だった。
ところが、ある日昼休みに帰ってきておしっこに連れて行き
うっかりして外すのを忘れてまた仕事に出かけてしまった。
夕方帰ってきたときに、「おかえり~」
と出迎えた犬の胴にはベルトが切れたハーネスが
ぶら下がっていた。

 


なかなか具合が良いハーネスだったので
また注文した。
でもストレスが溜まったための行動がこのころから
激しくなって、あっと言う間に胸のベルトを噛み切ってしまった。

 

最後にフルッタのY型ハーネスを注文してみた。
でもY型ハーネスは、首にかかってしまうし、
ラブリーも嫌がって、しょっちゅう噛む。
まだ無事だけど、あまり使っていない。

 

PONOPONOハーネスにしてみようと思い
グラさんに聞いてみると、
「ラブリーちゃんくらいの引っ張りならPONOPONOハーネスでも大丈夫。」
ということだったので、じゃあ注文しよう、
というタイミングでちょうど、
PONOPONOインストラクターさんのブログに
「ミシンが苦手だけど犬のために頑張って作った」という記事がアップされた。
そうよ、ミシンは二十年も使ってないけど、得意だった、
私も作ろう!と自分で作ることにした。
張り切ってミシンを引っ張り出して、
あれこれセッティングしようとしたら
糸かけ棒がポキっと折れてしまった。
部品を注文しておいて、とりあえずは
手で縫うことにした。


犬の引っ張りに耐えられるように、
糸2本どりで返し縫いをしながら丁寧に縫った。
4時間くらいかかった。
アクリルのテープで作っているんだけど、
厚みがあるので縫い目はガタガタだ。
手縫いが得意な人とは思えない仕上がりだけど、
市販のものとは違ってジャストサイズにできるので、
より快適なはず。
手作りしたことをグラさんに報告すると、
上手にできてよかったですね、と言ってくれた。
胸ベルトを長めにして、脇ですれないようにと
アドバイスもいただいた。


しかし犬は、またも胸ベルトを噛み切ってしまった。
とても無念だったけど、仕方がないので
胸ベルトを付け替えた。3時間くらいかかった。
新しくもうひとつ作り、ひとつが破壊されて修理している間にも
使えるようにした。
それから何回噛み切ったかもう数えきれない。
でも数をこなして段々とラブリーに快適なように
できてきた気がする。
どんな時に噛むのか、わかってきたからだ。

 

一番はリードをガクンと止めたり、それが続いたりしたとき。
それから、胴ベルトがキツい時。
濡れたハーネスも嫌なようだった。
ハーネスを着けるのに手間取ったとき。

 


デリケートなラブリーちゃんのお気に召すように
修繕、精進の毎日。